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漫画家 3組 沼 吉信君

【 2004年9月 取材 】

今から30年前、漫画家になろうと思った。

19歳だった。漫画が死ぬほど好きだったのではなく、何かを表現する仕事がしたかった。 さほど才能があったわけではないが、根拠のない自信だけはあった。この自信だけで23歳にデビュー。しかし、その後の4年間は悲惨だった。

デビュー誌が少年ジャンプで、エンターテイメント性を要求された。感性だけでは太刀打ちできない世界がそこにはあった。 デビュー作を含め、4年間で描いた作品はたったの4本。だが、屈辱感はあったが不思議と根拠のない自信は残った。

そして、デビューして5年目、少年マガジンで念願の週刊誌連載。やっと漫画家と名のることができた。しかし、実は この時から根拠のない自信が少しずつ壊れていく。以来21年間、描き続けてきて単行本も72冊になった。 無論充実感もあるが、総じて挫折の繰り返しだったような気がする。

たとえば、漫画家に超一流、一流、二流、三流といるなら、自分は二流漫画家だろうと思う。それでも今日まで描いてこられたのは、 高校時代までに培った根拠のない自信のおかげなのかもしれない。

(2000年、北高同窓会会報に掲載された文章を転載)

作品は「とことんボーイ」  「ライオン」  「ツッパリ刑事彦」
「激闘!!荒鷲高校ゴルフ部」  「ミラクル」  「キャディ・愛」
等、多数。

こじんまりとしたアトリエには小さな机と仮眠用のベットが備えられている。

これまで発行された単行本は10作以上、80冊以上になる。

月刊ゴルフコミックには「キャディ・愛」を連載中。

「ゴルフの達人」が掲載されている隔月発行の「CHOICE」

日本と中国で発行された同じ単行本。
中国語訳がおもしろい。

ハングル語でも出版された作品。
韓国では内容の一部を勝手に変えて出版することもあるそうだ。

---------<アトリエ取材>---------

「今じゃ、ゴルフ漫画家ですよ」という沼君。現在は週刊ゴルフダイジェストに連載中の「モダンゴルフ」をはじめ、 月間ゴルフコミックの「キャディ・愛」、ゴルフダイジェスト・Choice(隔月発行)の「ゴルフの達人」と、 3本のゴルフ漫画の連載を抱える売れっ子漫画家である。「ゴルフ漫画はいろんな切り口があるんです。 競技ゴルフも描けるし、アマチュアゴルファーの物語も描ける、ゴルフを通して人生を描くこともできますからね。 ゴルフは自分でもやるし、好きだから、ゴルフ漫画を描いていると居心地が良いですね」。

東京での生活にピリオドを打って札幌に帰って来たのは1991年。「いずれは札幌に帰るつもりでしたからね。 やっぱり北海道はいいよ。東京では自宅と仕事場を往復するだけの生活だったけど、今は飲みに行ったりカラオケに行ったり、 ゴルフに行ったり、同級生がいるから楽しい。北高の仲間といるときが最高だね」。

とはいえ、締め切りが近づけば遊ぶ間もなく仕事に没頭。睡眠時間も削ってひたすら描き続けるというハードな仕事でもある。 「漫画はエンターテイメント、読んだら捨て去られる文化です。でもその潔さが好きだし、それが漫画の本質だと思う。 単 行本を持っていてくれるのはうれしいけど、長く残るものをという意識はないし、過度な作品性や芸術性を追求するのはあまり好きではない。 瞬間感動したり記憶に残ることがあればそれはそれで良いと思うけどね。これからは、例えば実在の人物や実際にあったことをベースにした 絵物語のようなものや、メッセージ性のある心に響くもの、感動を与えられる「泣きの漫画」が描きたいですね。

紙とペンがあれば大きな机は必要ない。

歯科医院を開業している北高の同級生をモデルにしたヒット作「ミラクル」。
中国でも発行された。ミラクルが「果嶺魔術師」という題になっている。

「キャディ・愛」は単行本も出ている。

週間ゴルフダイジェストに連載中の江連 忠の「モダンゴルフ」が単行本になっている。
作:山中賢介、画:沼よしのぶ。
ゴルフ上達を目指す人は購読して座右の書としよう。

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